メニュー

今、何をすべきか

[2020.04.28]

皆さんいかがお過ごしでしょうか。前回ブログ更新後1か月が経ちました。この1か月、いろいろなことがありました。まず当院へおいでになる皆さんへお礼を言いたいと思います。先生大変ですね、頑張ってくださいと励ましの言葉を頂きます。こんな状況で皆さん不安を感じておられるでしょうに、お心遣い本当にありがたいです。スタッフも励まされてます。心より感謝申し上げます。

さて、今回は今後の見通しと今私たちにできることをお伝えしたいと思います。ちょっと長くなります。

今後の見通し

ここ1週間は首都東京で感染者数がやや減少傾向となっているようです。このまま終息するかと期待したいところですが現在は自粛によって感染拡大が抑えられていると思います。自粛を解いてしまうと再度感染者数が増加に転じる可能性があります。この現象は現在の北海道で見られています。北海道は全国に先駆けて2月に緊急事態宣言を行い感染者は減少、その後宣言解除しましたが再度感染者増加し現在2度目の緊急事態宣言に至っています。神奈川県は首都東京で活動される方も多いため東京の感染状況は神奈川にそのまま関係してきます。東京の動向は注目すべきです。

このまま徹底した自粛を5月いっぱいくらいまで継続できれば感染はある程度抑制されると思います。逆にゴールデンウイーク明けに自粛を解除するとまた感染が拡大、すぐに自粛再開となり今のような状況が夏を越えて続く可能性が出てきます。何とか5月中に目途をつけ夏にはある程度日常が取り戻せるようにしなければなりません。そんな中、PCR検査についての議論がつづいています。PCR検査は感度(ウイルスに感染している場合に検査で陽性となる比率)は70%程度とされています。つまりPCR検査で陰性でも感染していないとは言い切れないのです。一方で検査で陽性と判定された人はほぼ確実に感染していると言えます。少し難しい話になりましたが、結論から言えばPCR検査は確定診断(最終的にウイルス感染を起こしているか判断するための検査)に向いていると言えます。今後抗体検査などが可能となりいろいろな場面で皆さんに提供できるようになるかもしれませんが、ここ数週間で検査や治療に劇的な変化は起きそうにありません。

今、何をすべきか

現状では症状が出ない人もいらっしゃるので誰が感染しているのかわからない状態です。

つまり自分を中心に考えるとウイルスを人にうつされてしまうかもしれないし、人にうつしてしまうかもしれない。そう考えて、日々行動しましょう。もし、自分が感染しても十分戦えるように準備しましょう。体力を温存し、鍛え、しっかりと休む。自粛で気が滅入ってしまう人も多いでしょうが、今が正念場です。何気ない日常が奪われた今、その大切さを痛感している方も多いと思います。何としてでも普通だった日常を取り戻さなければなりません。学習し、冷静さを保ち、ともに励ましあい、今を生き抜きましょう。眩しい夏がやってきますように。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME